家が売れない原因はコレ!不動産の「囲い込み」の実態と今すぐできる3つの確認方法

「売り出して数ヶ月経つのに、内見の申し込みが全然こない…」

「担当者に聞いても『今は時期が悪いですね、もう少し様子を見ましょう』と言われるだけ…」

もしあなたが今こんな状況なら、あなたの家は不動産屋によって意図的に「干されている(隠されている)」かもしれません。

はじめまして、現役宅建士の「コツコツ宅建士」です。

不動産業界には、売主の利益を無視して自社の利益だけを追求する「囲い込み」という極めて悪質な手口が存在します。

これに引っかかると、売れるはずの家が売れないだけでなく、数百万円単位の損をすることになります。

この記事では、現役プロの視点から「囲い込みの恐ろしい実態」と、今すぐ自分の家が被害に遭っていないかを確かめる「3つの裏ワザ」を暴露します。

第1章:業界の闇「囲い込み」とは何か?

なぜ、不動産屋は預かった大切な物件を隠すような真似をするのでしょうか。

その理由は、業界の収益構造である「仲介手数料」にあります。

 

すべては「両手仲介」の甘い蜜を吸うため

不動産取引において、業者が最も儲かるのは、売主と買主の両方を自社で見つけて、双方から仲介手数料をもらう「両手仲介(利益2倍)」を成立させた時です。

これ自体は違法ではありません。しかし、問題は「両手仲介を強引に成立させるためのプロセス」にあります。

本来、物件を預かった業者(専任媒介の場合)は、レインズ(不動産業者専用のデータベース)に物件を登録し、全国の不動産屋に「この家を買いたいお客さんいませんか?」と情報を共有する義務があります。

 

「商談中です」という業者の大嘘

しかし悪徳業者は、他社から「うちのお客さんがその家を内見したいと言っています」と問い合わせが来ても、「あー、その物件は現在商談中なんですよ」と嘘をついて断ってしまいます。

自社で買主を見つけるまで、他社には絶対に紹介させない。物件の情報を自社の中だけで「囲い込む」。これが囲い込みの手口です。

第2章:囲い込みが売主にもたらす「致命的なダメージ」

囲い込みをされると、売主には一体どんな被害が及ぶのでしょうか。

 

① 圧倒的な「機会損失(売れるチャンスを逃す)」

他社が連れてくるはずだった「3,000万円で即金で買いたい!」という優良な買主を、業者の嘘によって逃してしまいます。

物件の露出が激減するため、売却期間がズルズルと長引きます。

 

② 自作自演の「値下げ要求」

他社からの問い合わせをすべて断っているため、当然反響は少なくなります。

すると悪徳業者は涼しい顔をして売主にこう言います。

「やっぱり今の価格だと反響がないですね。300万円値下げしましょう」

これは売主を焦らせ、自社で抱えている買主(または買取業者)が買いやすい価格まで下げさせるための自作自演です。

第3章:プロ直伝!自分の家が囲い込まれていないか「確かめる3つの方法」

囲い込みは密室で行われるため、普通にしていると売主は気づけません。しかし、以下の方法を使えば、相手の嘘を暴くことができます。

 

確かめ方①:レインズの「取引状況」を監視する

専任媒介・専属専任媒介で契約した場合、売主にはレインズの「登録証明書」が交付され、専用のIDとパスワードで自分の物件の登録状況をネットで確認できます。

ここが「公開中」ではなく「書面による購入申込みあり」や「売主都合で一時紹介停止中」などになっていれば、黒(囲い込み)です。

 

確かめ方②:知人に頼んで「他のお客さんのふり」をして電話してもらう

一番確実な覆面調査です。友人や親戚に頼み、別の不動産屋(B社)に行ってもらい「SUUMOに載っているこの物件(あなたの家)を内見したいのですが」と問い合わせてもらいます。

B社からあなたの依頼している不動産屋(A社)に連絡がいった際、A社が「現在商談中です」と断ったのに、あなたにはその報告が一切来ていない場合、完全に囲い込まれています。

 

確かめ方③:思い切って「別の不動産屋」に直接相談する

現在売却を依頼している業者の対応に少しでも違和感があるなら、契約期間中であっても別の不動産屋に「セカンドオピニオン」を求めるのが最も賢明です。

「実は今〇〇不動産に任せているんですが、全く反響がなくて…」と相談すれば、まともな業者なら「それは干されている可能性がありますね」と適正なアドバイスをくれます。

結論:囲い込みを防ぐ最大の防御は「最初から業者を比較すること」

囲い込みという違法スレスレの悪行を平気で行う業者は、後を絶ちません。

「大手だから」「担当者がいい人そうだから」という理由だけで1社に専任で任せてしまうことが、すべての悲劇の始まりです。

大切な資産を人質に取られないためには、最初から複数社を比較し、「この担当者は本当に自社の利益より私の利益を優先してくれるか?」をシビアに見極めることが絶対に必要です。

悪徳業者を排除し、透明な取引をするために

囲い込みのリスクを下げる最も効果的な方法は、厳しい審査基準で悪徳業者を排除している「安全な一括査定サイト」を利用することです。

1社の言葉だけを信じて大切な資産を失う前に、まずは当ブログが厳選した安全な査定サイトの中から、ご自身に合った窓口を選んでください。

複数社のプロから「適正な相場」と「販売戦略」を聞き出して比較することで初めて、誰が嘘をついているのかが明確に分かります。

※どのサイトも完全無料で利用でき、現在の業者に不満がある方の「乗り換え(セカンドオピニオン)」としての利用も推奨しています。

売却の全体像を知る
【売却防衛】家を高く安全に売る「不動産護身術」と悪徳業者の手口を見抜く全手順

囲い込みは、業者が仕掛ける数ある罠の一つに過ぎません。高すぎる査定額の罠(高取り)や、値下げ圧力への対抗策など、安全に売るための防衛手順の「全体像」はこちらの記事で網羅して解説しています。

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